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夏休みLEGOで学ぼうSTEAM教室 開催レポート

みなさんこんにちは!!
生涯学習事業部 山崎有里です。

8/4「夏休みLEGOで学ぼうSTEAM教室」を開催しました。そのご紹介をしますね。

音更町教育員会にご後援、ご協力をいただき、
7月の初旬に チラシを音更町各小学校に配布しました。
予約開始は7/13 12:00からスタート!!!

まさか、すぐには埋まらないと高をくくっていたのですが、予想に反し
開始直後 約1日半で定員の10名に達してしまいました。

音更町の保護者や児童生徒さんの関心度がこれだけ高いことを身をもって体感。

当日は 13:30から開始予定でしたが、5分前には皆さん集まっていただいたので早めに始めることが出来ました。

青坂講師のもと、ミッションがスタート!!

今回のこの教室は「音更キッズ災害救助隊」として6つのミッションを用意しました。

① 「災害に備えて災害救助車両を製作せよ」
② 「巨大地震発生!孤立している住民に食料を届けよ!」
③ 「巨大地震発生!救助者を安全に病院へ運べ!」
④ 「落石発生!道をふさいだ落石に衝突するな!」
⑤ 「障害物を回避し、避難所に生活物資を届けよ!」
⑥ 【発展課題】「災害に備えて日頃から訓練せよ!」

2人1組 (3年生と4年生・5年生の高学年をペアとしました)で取り組んでもらいました。
最初はぎこちなかったペアも時間を追うごとに仲間意識が生まれてきていました。

子供たちは普段慣れ親しんでいるレゴブロックを自分でプログラミングして動かすことができるという未知の体験にテンションが上がっていました。

そもそもLEGOというと動くの?
こんな疑問を持たれる方もいるかもしれませんが、今回使用したLEGOは「LEGO® エデュケーション SPIKE™ プライム」と言って、ハブ(CPU)、モータ3個、カラーセンサー、距離センサー、フォースセンサー(スイッチ)およびジャイロセンサーが組み込まれており、これらがLEGOを動かす部品となっています。
STEAM教育の大きな特徴の一つに、答えは一つではないということがあげられます。今回の講習でも、冒頭に講師から6個のパーツを与えられアヒル作成に取り組み、みんな違う形が出来上がり、その意味を理解し、お互いの考えを尊重することを学びました。
その後、LEGOの基本的操作方法を学んだあと、いよいよミッション開始です。

ミッションを達成するために作成したLEGOの完成車たちです。

 

 

車を完成させた後はいよいよ、ミッションに沿ってプログラミングしていきます。

実際にプログラミングした画面ですが、子どもたちはワードブロックというブロックを組み合わせてプログラミングします。(Scratchと同じようなものです)
一つ一つのブロックにコードが書かれているのですが、例えば「もし距離が15cm以下ならば右に曲がる」という動作に対して複数のブロックを組み立てて、コースで検証して、うまく行くまで繰り返すことを集中して行っていました。

子どもたちは会場に設けられたコースを使い、自分たちが作成した災害救助車をプログラミングし、救助物資を届けたり、ぶつからない車を作ったり、コースの黒い線に沿って走行させたり、などと意欲的に取り組んでいました。
途中、講師や支援員からトイレや水分補給を勧められても、無我夢中といった感じでの取り組みに、思わず微笑ましく思いました。

時間という時間もあっという間に過ぎ、6番目のミッションである、【発展課題】「災害に備えて日頃から訓練せよ!」では、災害時にどんなことが必要かを自ら考え、それをプログラミングで実現するというもので、最後に各チームで発表と実演を行いました。
子どもたちにとっては夏休みのよい体験になったことと思いますが、スタッフにとっても有意義な時間を過ごすことができました。

子供たちはすべてのミッションを完遂し、修了証を手にとても満足そうに帰っていきました。

改めて実感するのですが、子供たちの吸収力や想像力は大人には頭が下がるほど高いと思います。イベントでは常に子供たちに教えてもらっています。
今後、問題を解決したり、創造したりしたりする能力をたくさん身に着けてくれることを願ってやみません。

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