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デジタル社会における「デジタライゼーション」

リーダー橋本氏

こんにちは。技術開発推進部の橋本です。
ここ数年、あらゆる場面でデジタル化が進み、「働き方改革関連法の施行」に伴いICTによる業務効率化や生産性向上など、企業はもちろん自治体や教育機関といった様々な業界で「働き方改革」の推進に取り組んでいる話題を多く目にします。
そんな時代に合わせ、今回のテーマは「デジタライゼーション(Digitalization)」です。

デジタライゼーションとは?

簡単には「既存システムやサービス、ビジネスプロセスなどをIoTやAI、クラウドといった様々なデジタル技術を活用し、効率を高めること」が目的になります。
混同されがちな言葉で「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」があります。
こちらは「デジタル技術を使って企業経営の在り方や、人々の生活や働き方を改革する」といった意味で、どちらかというと「技術」ではなく、「変革」を目的にしているといった違いがあります。

 

代表的なもの

デジタライゼーションの取り組みとして、代表的なものを以下にご紹介します。

RPA(Robotic Process Automation)
これまで手作業で行ってきたパソコン上での仕事をロボット(パソコン内で動作する仮想ロボット)に代行してもうことで、業務の大部分における自動化や効率化を図ることができます。
昨今ではAI技術の向上により、これまでは単なる操作の自動化でしかなかったものが、手書き書類や音声データのデジタル化や、データ分析機能といった認知技術を取り入れることで、これまでにない業務効率化による生産性向上が期待できるようになりました。

AI-OCR
RPAの話題に合わせて注目を浴びたひとつです。
各種申請書などの書類やFAXなどの紙媒体をスキャンし、文字(手書き文字を含む)をAIで文字認識し、データ化(OCR)することができます。
AI技術の進歩により、手書き文字の読み取り精度も劇的に向上しています。
RPAと合わせて導入することで、申請業務におけるデータ入力にかかる時間と人件費を大幅に削減することが可能となりました。

チャットボット
「チャット(会話)」と「ボット(ロボット)」が掛け合わさってできた言葉で、AI技術を使った自動応答プログラムのことです。
事前に回答を準備することで、問い合わせに対する適切な回答をAIが判定して自動応答することができます。
AI技術を用いることで、コンピューターが人間の発する「あいまいな」言葉を解釈し、的確に意図を読み取って応答ができるようになったことが、多くの導入が進んだ理由のひとつです。
最近では、自治体や、教育機関における問い合わせの自動化や、申請手続きといった業務の自動化まで、様々なシーンで多く見られるようになりました。

※それぞれの詳細につきましては、今後の技術ブログで掲載していきたいと思います。

 

さいごに

当社も昨年度より、効率化を目的とした業務プロセスの整理が行われ、課題解決の手段として様々なツール(情報共有ツール、電子決裁ツール、勤怠電子化、社員IDカードなど)が導入されました。これまで、紙媒体が主流だったアナログ作業からデジタル化されたことにより、時間やコストといった生産性の向上を体感しているところです。
今後も更なる試みとして「RPA」の導入を検討し、実証実験を開始しました。
世の中には数多くのサービスが商品化されていますが、いずれも決して安い買い物ではありません。これらの導入はあくまでも手段のひとつです。

  • 当ページの人物画像はNIGAOE MAKERで作成しました。
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ゆりちゃん

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