オープンソースチャットツール「Mattermost」

: こんにちは。技術開発推進部の橋本です。
みなさんはチームコミュニケーションをどのようなツールでとられてますか？
気軽なものでいえばやはりチャットですよね。ビジネスチャットはたくさん種類がありますが代表的なサービスはSlackですよね。
働き方改革が進みオフィス以外のどんな環境からでもやり取りすることができ人と人のメッセージのやり取りだけでなく、他のツールやサービスとの連携が可能で、各サービスにアクセスしなくてもあらゆる通知情報をSlackに集約することができます。

しかし、メリットばかりではありません。
「Slackはクラウドサービスなので社外秘の情報を投稿するのはちょっと…。」「フリープランだと機能制限があってちょっと物足りない…。」と敬遠されることもしばしば。
そんな課題を解決してくれるのが今回のテーマでもある『Mattermost』です。
Mattermostはオンプレミス環境で動作することが可能となります。
閉じられたネットワークでの運用が可能となるため秘匿情報のやり取りに便利です。
また、こんな便利なツールがなんとオープンソースで提供されているのですから試さない手はありません。

構築方法

1．gitコマンドでcloneします。

$ git clone https://github.com/mattermost/mattermost-docker.git

2．展開されたディレクトリに移動します。

$ cd mattermost-docker

3．設定ファイルを変更します。（エディタはvim,nano…なんでもいいです。）

$ emacs docker-compose.yml

4．docker-compose.ymlの26,27行目以下のコメントを解除（#とスペース2文字削除）

26       args:27         - edition=team

5．コンテナを生成し起動します。

$ sudo docker-compose up

6．コンソールにログが出力されていることを確認し、ブラウザからhttp://サーバIP/へアクセスします。

７．アカウント作成画面が表示されます。

８．Eメールアドレスとチャットで使用する名前、パスワードを決定します。

９．新規チームの作成を行う画面へ遷移します。

１０．「Create a new team」のリンクを押下します。

１１．チーム名を決定します。

１２．チームURLを決定します。

なお、一度コンテナを停止し再開する場合は以下のコマンドを実行します。

$ sudo docker-compose stop$ sudo docker-compose start

日本語表示に設定します。これはアカウントごとの設定です。

これでMattermost画面の表示が日本語へ変更できました。

今回は環境作成についてご紹介しました。詳しい使い方は他のサイトをご覧ください。

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2019年7月12日

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